Leathersmith Diary

ナバホ族ジュエリーアーティストの巨匠　ギブソン・ネズさんが亡くなられて今月で２年が経ちました。

僕の友人でもありました。

ネズさんは元々ロデオの名選手でしたが、大きな怪我をきっかけにシルバー、レザーへの道に進みました。ネズさんは分厚いシルバーを非常に大きな石で飾り、美しく、迫力のあるジュエリーを製作していました。国内外から非常に評価されていたジュエラーで、著名人にもファンが多くいました。（ロバート・レッドフォード、エリザベス・テイラー、ベッド・ミドラー、ウィリー・ネルソンなど）

ネズさんから「ビートルジュース」（アメリカアニメのお化け？）と呼ばれていた私は（当時、僕の髪型はビートルジュースに似てたんです＾＾）ネズさんに非常に可愛がって貰っていました。僕からのジュエリーのオーダーを本当に喜んでくれ、頼んでもいない細工やターコイズまでセットしてくれました＾＾　僕がお店の買い付けで日本でお留守番の時は「何故、ビートルジュースは来ないんだ！？ホテルも取っといてやるから来い！！」って言ってくれてたのも思い出します＾＾

僕がレザークラフトを始めたことを聞き、ネズさんが「グレート！」って喜んでくれたことも思い出します。

僕の中の一番のアーティストです。

ネズさんが亡くなられてからアメリカに行けていないのが残念でなりません。

天からネズさんに笑われないような、そんなクラフトワークを続けていきたいと、そう思います。

写真は全て　ＧＩＢＳＯＮ　ＮＥＺ氏　の作品です。

もちろん全て非売品です。