コバ
「コバ」という言葉を聞いて、分からない人も多いでしょうね。
自作されている方は分かると思います。
「コバ」というのは革を切った裁断面のことを言います。
革というのは吟面、床面という、分かりやすく言うと表と裏があります。表というのはもちろんしっかり強度のあるものなのですが、
裏はそうではありません。革の繊維剥き出しですから。
では、コバはというと、もちろん床面(裏面)と同じですよね。
レザーアイテムの殆どはこのコバが剥き出しになってますよね。
で、私達作り手はこのコバをいかにきっちり、しっかり磨き仕上げるかというのが腕の見せ所の1つになります。
このコバについてはクラフトを続けてきた私にとって永遠のテーマの1つでもあり、悩み、考え抜いてきたことの1つでもあります。
一般的に自作されている方にも多いのが、
研磨し、ふのりなどで磨きあげコーティングする。
あと、蝋などを塗り込みコーティングする。
まあこれが一般的ですね。
外部的なコーティングを主に考えたコバ仕上げです。
コーティングはある程度の使用で取れてきてしまいます。
これではより長きの使用にはちょっと耐えられません。
当店も、
研磨→企業秘密(笑)→磨き上げ→蝋
という工程で仕上げている時もありました。
この企業秘密は少しだけお話しすると、内部的に繊維自体に手を加えるということです。
そして外部的にもコーティングする。
内部+外部、両方を考えたコバ仕上げですね。
しかし、もっと内部的に繊維自体にもっと何か出来ないだろうか・・・
とずっと悩んでいました。(ちょっと難しい言い方かもしれませんね。すいません・・・)
今年そのアイデアが浮かびました。
結果 研磨→秘密→秘密→磨き上げ
になりました。
こんなに秘密と書けば、べつに書かなくてもいいかも知れませんね^^
簡単に言いますと、よりコバが綺麗に美しく、丈夫になりました(笑)
今回のお話はちょっと難しく、分かりづらいですね。
すいません。
作り手として、作るものに対していつも貪欲でありたいと思ってます。
レザークラフトに終わりはありません。
僕はいつも100%の力で製作しています。
ただ、10年後の自分の100%は今の100%よりもっと高い位置にあらなくてはなりません。その為の努力は常にしていくつもりです。
今日はコメントが熱いです。
ちょっと病気だからでしょうか・・・
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